巨人ドラ1西舘 0封デビュー 最速149キロ、打者3人10球で料理「テンポの良さを出せた」

 「巨人紅白戦、白組1-2紅組」(11日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 巨人のドラフト1位ルーキー・西舘勇陽投手(21)=中大=が、初実戦となる紅白戦に先発登板。1回を三者凡退に抑える上々のデビューを飾った。「緊張感がありながらだったんですけど、結果として三者凡退で終われたのでよかった」と振り返った。

 まっさらなマウンドに期待のドラ1右腕が上がると、スタンドを埋めたファンから大きな拍手が送られた。先頭のオコエを右飛に抑えるなど、打者3人をわずか10球で仕留めた。直球は力があり最速149キロもマーク。「テンポの良さは大学でもできていた。それを継続して出せたのはよかった」とうなずいた。

 それでも降板後にはブルペン入りし、18球をおかわり投球。「フォークを中心に確かめたかった」と話し「良かった感覚を忘れないために投げ込むというか確認程度」と実戦でつかんだ手応えをすぐに試していた。

 阿部監督や桑田2軍監督、さらに松井秀喜臨時コーチといった、同じドラフト1位の大先輩が見つめる前で落ち着いた投球を見せた。指揮官は「いろんなプレッシャーがかかるところでいかないといけない。それが宿命かな」と注目を浴びる中でも、活躍することを願っている。

 「これから実戦がどんどん入ってくると思うので、自分のピッチングをしていきたい」と力を込めた西舘。巨人の未来を担う右腕は、先発ローテ入りへ突き進んでいく。

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