巨人・秋広、松井秀喜氏の指導「夢かと思った」 身長200センチ「大きいなりの欠点」をMLB選手と比較し「わかりやすく」

 「巨人春季キャンプ」(10日、宮崎)

 球団OBの松井秀喜氏が、背番号55の後継者、秋広を指導した。「あれだけのサイズ(200センチ、95キロ)の日本人選手は、なかなかいない。なおかつパワーもある。見ているだけで夢がありますよね」と太鼓判。「それを実現できる可能性は十分秘めていると思う。応援していきたい」と潜在能力に期待した。

 秋広はこの日、居残り特打後、木の花ドームに移動してさらに1時間の反復練習と精力的に動いた。松井氏の指導については「具体的には秘密」としながらも、「(体格が)大きいなりの欠点や、メジャーリーグの自分と同じぐらいの選手と比較してくださった」と明かした。

 課題としては、長身選手はバットのトップ位置が高くなり、球を捉えにくくなることなどが挙がったという。松井氏はヤンキースで201センチの長身、アーロン・ジャッジ外野手を例に説明したといい、秋広は「昔の打ち方と今の打ち方に結構差があった。そういうところは(自分に)つながる部分がある。非常にわかりやすく教えてもらった」と感謝した。

 濃密な時間を秋広は「後ろを見たら阿部さんいて、前を見たら(ヘッド兼打撃チーフコーチの)二岡さんがいて、横を見たら松井さんいて。夢かと思いました」と振り返った。「ジャイアンツの大先輩で、特に55番を背負わせてもらってる人間としては、非常に幸せな時間でした。55番の名に恥じないように今シーズンを頑張りたい」と力強く意気込んだ。

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