侍・坂倉 井端ジャパン救う同点犠飛 延長十回サヨナラ呼ん打

 延長10回、同点の犠飛を放つ坂倉
 サヨナラで優勝を決め、歓喜する坂倉(31)ら侍ジャパンナイン(撮影・堀内翔)
 トロフィーを手に笑顔を見せる小園(左)と坂倉(撮影・伊藤笙子)
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 「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ・決勝、日本代表4-3韓国代表」(19日、東京ドーム)

 井端ジャパン、絶体絶命のピンチを救ったのは広島・坂倉将吾捕手(25)だった。1点ビハインドのタイブレーク延長十回1死満塁。鄭海英の初球146キロを捉えると、打球は中堅奥への貴重な同点犠飛となった。

 「もう縁がないと思っていました」

 念願の侍ジャパンのユニホームだった。U-15、U-18と代表候補になりながら最終的に選ばれることはなかった。今回もチームは捕手として初めてシーズンを通して戦った疲労を考慮し、辞退も検討した。CS期間中に新井監督から「どうする?」と問われると迷うことなく「行きます」と返事した。

 初めての侍ジャパン。初戦の台湾戦を勝利した夜は部屋に戻るといつの間にか寝ていた。「寝たことを覚えていない。気がついたら朝でした」。想像以上のプレッシャーだった。日の丸の重みを全身で感じながらサインを出した。その先にチームとは違う勝利の喜びを味わうこともできた。

 期待されるのは侍ジャパンの正捕手。来年にはプレミア12、26年はWBC、そして28年にはロス五輪と世界大会は続く。これから先も“打てる捕手”としてカープで活躍し、侍ジャパンの正妻の座を守り続けてみせる。

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