大阪桐蔭が京都国際に快勝で近畿大会3連覇王手 西谷監督 七回から好リリーフの1年生・中野への期待語る「僕がバッターだったら嫌だな」

 七回から登板し、3回無失点の好投を見せた大阪桐蔭・中野大虎
 ベンチから指示を送る大阪桐蔭・西谷浩一監督
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 「秋季高校野球近畿大会・準決勝、大阪桐蔭4-0京都国際」(3日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 大阪桐蔭が京都国際に快勝し、5年連続の決勝進出を決め、史上初の秋季近畿大会3連覇へ王手とした。

 打線はじわじわと京都国際の好投手・中崎琉生投手(2年)を追い詰めた。初回1死三塁から3番・徳丸快晴外野手(2年)の犠飛で先制すると、四回にも犠飛で追加点。六回にも失策間に得点し、この回で左腕を降板させた。西谷浩一監督(54)は「ボールを散らすピッチャーなので、秋こういうピッチャーを打てるかどうかというのが一つあれだったので。良い勉強ができた試合だった」とうなずいた。

 投手陣も安定感抜群だった。最速154キロ右腕のエース・平嶋桂知投手(2年)は登板せずとも、完封リレー。先発・“背番号10”の南陽人投手(2年)の6回5安打無失点の好投に指揮官は「しっかりゲームを作ってくれた」と合格点を与えた。

 七回からは“背番号11”の中野大虎投手(1年)がマウンドへ。最速149キロを誇る1年生は3回3安打無失点の好投で試合を締めた。期待の右腕を西谷監督は「気持ちで投げる子」と分析。「ボールが上ずったり、ばらつくのも僕がバッターだったら嫌だなと。まだ1年生なので荒々しく投げてくれたら」と期待を込めた。

 史上初の秋季近畿大会3連覇へ、順当に歩みを進める大阪桐蔭。決勝は京都1位・京都外大西と和歌山1位・耐久の勝者と対戦する。

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