立命大・谷脇弘起が涙のノーノー 今秋ドラフトのライバル同大・真野と「どっちが上か決めよう」最高アピール

 「関西学生野球、立命大2-0同大」(20日、わかさスタジアム京都)

 1回戦2試合が行われ、立命大は今秋ドラフト候補の谷脇弘起投手(4年・那賀)がリーグ史上31人目、32度目(完全試合2試合を含む)の無安打無得点試合を達成し、同大に2-0で勝利した。関大は関学大に2-0で勝利し、2季ぶり40度目(旧リーグ含む)の優勝を決めた。秋季リーグは3連覇。来秋ドラフト1位候補の先発・金丸夢斗投手(3年・神港橘)が6安打完封で無傷の6勝目を挙げた。

 最後の打者を見逃し三振に斬ると、谷脇は両手を大きく突き上げた。「意地見せたろうという感じで。よかったです」と目を真っ赤にして振り返った。

 初回に死球、四回に四球を与えるも序盤から球威抜群の直球で押した。五回にはチームメートに「はよ打たれろ」とちゃかされたが「逆にそれでリラックスできた」と最後まで腕を振り続けた。

 同大の先発・真野とは今秋ドラフト候補のライバル。「いろんな雑誌とかで評価が同じくらいだった。この一戦でどっちが上か決めよう」と気合十分のマウンドだった。「最後に4年間で一番の投球ができた。うれしいです」と胴上げ後には涙を流した右腕。残り1週間を切ったドラフトへ向け、最高のアピールとなった。

 ◇谷脇 弘起(たにわき・こうき)2001年11月25日生まれ。和歌山県出身。181センチ、78キロ。右投げ左打ち、投手。小学2年時に宮セネタースで野球を始め、日進中では和歌山ビクトリーズに所属。那賀では1年夏からベンチ入り。立命大では3年秋から主戦投手となり、大学日本代表候補強化合宿にも参加。最速151キロ。

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