今秋ドラフト上位候補のENEOS・度会隆輝 DeNAに7打数1安打1打点 ヤクルトスカウト「1軍投手に対応できる」
「練習試合、横浜DeNAベイスターズ7-5ENEOS」(10日、横浜スタジアム)
特別ルールで行われた。今秋ドラフト上位候補に挙がるENEOS・度会隆輝外野手(21)は、「1番・三塁」で先発出場し、7打数1安打1打点。バックネット裏には阪神、DeNAなど複数球団が視察に訪れ、ヤクルト・橿渕スカウトグループデスクは「1軍のピッチャー相手に対応は全然できる。打球も良い感じで飛んでいる。やっぱりいいバッター。(三塁の守備は)今日も打球を二つ処理したので問題ないのかな」と高評価した。
DeNAのエース・今永昇太投手(30)との対戦となった第1打席。いきなり初球を振り抜いた。結果は遊ゴロに打ち取られたが、強い当たりを見せ「自分のすごい尊敬しているピッチャー。その中でファーストストライクから打ちにいけたのは良かった」とうなずいた。
2死二塁で迎えた第6打席は伊勢大夢投手(25)の147キロ直球を中前へ。中堅手がダイビングキャッチを試みたがグラブからボールがこぼれ、適時二塁打となった。
守備では外野手登録ながら序盤は三塁につき、二つのゴロを難なく処理。四回からは右翼に回り、ユーティリティー性もアピールした。度会は「打撃の内容的にはすごいよかった。正面に行ってしまったけど、当たり的にはいい打球は何度か打てている。その中でタイムリーも1本打てているのでそこは良かった。一流のピッチャーの方々と対戦できたのは良い経験だし、今後の野球人生にすごい生きてくる」と充実の表情を浮かべた。