元中日エースの吉見一起氏が後輩・小笠原の改善点を指摘 「顔に出やすい」「これだけ素晴らしいボールを持ってるのに」

 1回、佐藤輝に四球を与えた小笠原(中央奥)の周りに集まる中日ナイン(撮影・中田匡峻)
 力投する先発の小笠原(撮影・中田匡峻)
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 「中日ドラゴンズ-阪神タイガース」(6日、バンテリンドーム)

 元中日の吉見一起氏がCS放送で解説を務め、試合前時点で7勝9敗と負けが先行し、初回に1点を先制された中日・小笠原慎之介投手の改善すべき点を指摘した。

 現役時代に最多勝を2度獲得し、通算90勝を挙げた元エースは小笠原について「顔に出やすいんですよ。これだけ素晴らしいボールを持っているのに」と解説した。

 現役時代、負けん気の強い吉見氏だったが、当時の森繁和投手コーチから「マウンドで喜怒哀楽を出すのはエースじゃない」と言われ、闘志は内に秘め、どんなに調子が悪くても感情を出さないようにしてきた。その指導もあってか、2009年に16勝、11年にも18勝を挙げて10、11年のリーグ連覇に貢献した。

 中日の将来を背負うエース候補とあって、古巣の後輩の成長を願い、あえて苦言を呈した形だ。

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