無期限出場停止の西武・山川 国内FA権取得まであと17日 復帰はいつ?今後どうなる?

 西武は4日、知人女性への強制性交の疑いで書類送検され、嫌疑不十分で不起訴処分となった山川穂高内野手(31)について、無期限の公式試合出場停止とする処分内容を発表した。

 WBCで3大会ぶりの世界一奪還に貢献した今季は、ここまで17試合の出場で打率・254、0本塁打、5打点だが、2018、19、22年と過去3度、本塁打王に輝いた通算218本塁打の長距離砲は、あと17日で国内FA権の資格取得条件を満たす。

 西武球団は現時点で無期限の出場停止と処分内容を発表したが、果たして復帰はいつになるのだろうか。飯田球団本部長は都内で開かれた実行委員会後、処分解除の時期とその判断について「今後の本人の反省の状況、本人の姿勢とか、いろんな状況を見ながら検討していきたいと思います。無期限というのは期限を定めないということですから、今の時点でいつまで、というのは決めていないということです」と語った。

 西武は現在、51勝67敗1分けの借金16でリーグ最下位。5位の日本ハムとは0・5ゲーム差だが、CS圏内の3位・ソフトバンクとは8・5ゲーム差で、残り24試合で逆転できる可能性は限りなく低い。勝利確率を上げるために山川を打線に組み入れたい思いもあるだろうが、山川は5月11日のロッテ戦を最後に1軍出場から遠ざかっている。実戦勘を取り戻すのにも時間を要するため、一般的に今季中の1軍復帰はないと考えるのが自然な流れで、4月10日の出場選手登録抹消が、1軍でのプレー中の負傷によるものと判断され、故障者特例措置が適用されない限り、今季中に国内FA権を取得することは絶望的だと思われる。

 山川は昨オフ、1億4000万増の年俸2億7000万円で契約を更改した(金額は推定)。球団は4年契約を打診したが、山川の強い希望で単年契約となった。

 西武が来季も必要戦力だとして契約を更新するのであれば、今季年俸から大幅減となる来季年俸を提示することは必至。ただ、今回の一件で球団のイメージは激しく傷つけられており、6月21日の株式会社西武ホールディングス(HD)の定時株主総会では、株主から「西武球団は12球団の中でも特に規律が厳しく、クリーンというイメージで世間は見ているという話もあります。こういう不祥事を起こしてしまって、起訴とか不起訴とかに関わらず、解雇というようなことも考えてもいいかと思いますけども、球団としてはいかがでしょうか」といった意見も噴出しており、トレードの画策、最悪の場合、自由契約にするといった可能性も完全には否定はできない。

 今季中のFA権取得が確実視されていた開幕前には、今オフはソフトバンクをはじめとする激しい争奪戦が繰り広げられると想定されていた。だが、自らが犯した過ちによって、未来図は大きく下方向に塗り替えられることになる公算が大きい。

 仮に西武が来季契約を結ぶ選択をし、山川が来季中にFA権を取得した場合、球団に多大な損失を負わせた今回の一件を考慮せず、FA権を行使して他球団に移籍する選択を下すことができるだろうか。複雑な要素が絡み合う山川のFA問題になりそうだ。

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