ロバーツ監督が大谷翔平に感嘆「とんでもなく競争心が強い」6回無安打で不満を口にする姿に「あの男にすごく似ている」レジェンド左腕を引き合いに出す

試合後に会見するドジャース・ロバーツ監督(撮影・小林信行)
試合後、取材に応じるドジャース・大谷翔平(撮影・小林信行)
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「ドジャース4-1ロッキーズ」(27日、ロサンゼルス)

 ドジャースのロバーツ監督は大谷翔平投手の投球について、「直球のコマンド(狙った所に投げること)があまり良くなかった。重圧のかかる場面では必要な球をしっかり投げていたが、彼らしくない四球があったり、悪いカウントにしてしまう場面もあった。ストレスのかかる状況ではしっかり投げ切っていたが、今夜はとにかく直球の制球が良くなくて、本人もあまり感触が良くなかったのだ思った」と振り返った。

 大谷は「1番・投手兼指名打者」で先発。先頭打者本塁打を放ち、3回まで無安打無失点で4奪三振だった。

 序盤から制球を乱す場面が多かったが、ロバーツ監督は「まず球速があることが大きい。悪いカウントになっても、強い球で打者を詰まらせてフライに打ち取ることができる。スイーパーも十分な威力があって、打者を惑わせることができるし、カーブで緩急をつけることもできる。スイーパーで横の変化をつけることができる。そして、ピンチになると、本当にギアを上げて、制球が一気に安定していく。とにかく、とんでもなく競争心の強い選手だよ」と話した。

 その言葉を象徴する場面は、四回にあった。2四死球で1死一、三塁とすると、ギアを上げて最速161キロを計測。その後、二ゴロの間に1点を失ったが、最後は158キロ超の直球を続けて3球三振に仕留めて最少失点で切り抜けた。

 大谷は6回無安打1失点で自身3連勝となる5勝目を挙げたが、試合後は今季ワーストの5四死球を与えたことに納得していない様子だった。「全体を通して自分の投げたいところに投げれていないフラストレーションというか、そういうのと戦っていた感じですかね。ヒットを打たれるよりもフォアボールでランナーを出すことは個人的には嫌なことではあるので。そういう意味ではちょっと多すぎたと思います」と振り返っていた。

 ただ、好投でも不満を口にするのは異例。ロバーツ監督は「6回無安打の投球に不満を口にする投手を他に知っているか?」と問われると「背番号22をつけていた、我々がよく知るあの男ですね。すごく似ているよ」と通算223勝を挙げて昨季限りで現役を引退したクレイントン・カーショー投手の名前を挙げた。

 続けて「感情の出し方はクレイトンほどではないが、彼独自の強烈な集中力があって、常に高いレベルを求めている。クレイトンもまさにそうでだったし、ショウヘイも同じだ。準備の徹底ぶりも共通しているし、得点圏で重圧がかかる場面になると、必要な球をしっかり投げ切る。本当に似ている。ただ、クレイトンは非常に長い間それを続けてきた特別な存在なので、簡単に誰かと比較することはできない」と話した。

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