「関西学生野球、立命大４－３関学大」（４日、わかさスタジアム京都）

　今秋ドラフト候補の立命大・桃谷惟吹外野手（４年・履正社）が１本塁打を含む、４打数２安打２打点の活躍を見せ、立命大が関学大に勝利し、勝ち点を獲得した。

　「５番・右翼」で出場すると、初回２死一、三塁で打席を迎えた。「食らいついていった」と甘い変化球を捉え、三遊間を破る先制打を放った。

　３点リードの六回は先頭で打席へ。３球目の直球を強振すると打球は高い弾道を描き、バックスクリーンへ飛び込んだ。「芯ではなかったんですけど、感触は良かった。いったかなと思いました」とパワーを見せつけた。

　夏のＯＰ戦では３本塁打を放つなど、打撃は好調だ。「自分の持ち味はセンターから逆方向への打球が伸びること。右中間方向を狙って強い打球を打つ気持ちで打席に入っている」と好調の要因を明かした。

　走攻守揃った外野手として進路が注目されるが、プロ志望届の提出は熟考中だ。「上のレベルではやりたい」と高みを目指す。

　１年生から試合に出場しているが、リーグ優勝の経験はない。「悔しい思いをしてきたので、この秋にかける思いは強いです」と力を込めた桃谷。チームはリーグ優勝へ向け、好スタートを切った。