夏の甲子園 東北勢の躍進止まらず 2000年以降から変化 「雪国のハンディ」はもう聞かれず 注目の佐々木も東北対決に「ワクワク」
全国高校野球選手権は17日、甲子園球場で3回戦4試合が行われ、ベスト8が出そろった。
昨年に続いて今年も東北勢の躍進が目立ち、史上初めて3校が8強入り。前日の八戸学院光星(青森)に続き、連覇を狙う仙台育英(宮城)と花巻東(岩手)が3回戦を突破した。
かつて聞かれた「雪国のハンディ」はすっかり聞かれなくなった。昨年は仙台育英と聖光学院(福島)が4強入り。仙台育英が初優勝し、ついに「白河の関越え」を達成。春夏通じて東北勢「13度目の決勝」で悲願を果たした。
東北勢の躍進が目立ち始めたのは2000年以降。03年にダルビッシュ擁する東北が、東北勢14年ぶりの決勝進出。8強進出する高校が増え、11、12年には光星学院(現八戸学院光星)が2年連続準優勝した。
東北各県で環境設備が整えられ、関東や近畿からの“野球留学生”も当たり前に。強豪校に負けじと、全体のレベルも上がった。18年には吉田輝星を擁する金足農(秋田)が、秋田出身の選手ばかりで準優勝したことも注目を浴びた。
今夏の準々決勝では宮城、岩手の高校野球をけん引してきた仙台育英と花巻東が激突する。メンバーの大半が岩手県出身の花巻東・佐々木洋監督は「東北対決になりますけど、胸を借りるつもりで戦いたい」と語り、プロ注目の佐々木麟太郎内野手も「東北勢と甲子園の場でゲームできるのは自分自身もワクワクするところはある」と対戦を心待ちにした。
今夏は7年ぶりに近畿勢が8強進出を逃した。躍進の東北勢を中心に、どの高校が大優勝旗を手にするのか注目される。
19日の準々決勝、対戦カードは以下の通り。
沖縄尚学-慶応(神奈川)
土浦日大(茨城)-八戸学院光星(青森)
神村学園(鹿児島)-おかやま山陽(岡山)
仙台育英(宮城)-花巻東(岩手)



