夏の甲子園 激闘の開幕戦3選手が足つり交代 監督、選手は酷暑対策クーリングタイムに感謝「サウナみたいに真っ赤で」

 「全国高校野球選手権・1回戦、土浦日大8-3上田西」(6日、甲子園球場)

 開幕戦では史上初のタイブレークの激闘。酷暑の中、両チームから計3選手が負傷交代したが、勝った土浦日大・小菅監督は「クーリングタイムが助かります」と、今大会から導入された暑さ対策に感謝した。

 五回終了時、10分間のクーリングタイムで選手は水分補給や送風機、スポットクーラーなどで体温を下げた。小菅監督は「(選手の体温が)45度くらいありましたから。サーモで映してもらって。あれで30何度まで下がって。よく手当てしていただいて。栄養補給もできる。戦術的な修正も最後の2、3分でできるので」と振り返った。

 塚原主将は「茨城では考えられないくらい暑い」と驚きの様子。先発の藤本も「サーモグラフィーで体温を測ってくれて。最初サウナみたいに真っ赤で。冷やすと青になった」と明かし、「体は冷やすが気持ちは切らないように、と。メリハリをつけた」と語った。

 六回には土浦日大の中堅手・香取が守備を終えたところでうずくまり、グラウンド上に倒れ込んだ。その後、歩くことができずに担架で運ばれた。小菅監督は「足がつった。けいれんです。つりぐせもあるので」と説明した。藤本には香取から「あとは頼んだ」と言葉もあったという。

 この試合では上田西・黒岩、中村の両外野手も足がつり途中交代となった。

 暑さとの戦いも含めてつかんだ37年ぶりの勝利。小菅監督は「みなさんに応援していただいて。何より選手が頑張ってくれた」とうなずいた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス