滝川二のドラフト候補右腕・坂井 8球団が視察する中130球完投勝ち「全員で勝って次に進みたい」

 「高校野球兵庫大会・5回戦、滝川二6-4神戸弘陵」(21日、姫路ウインク球場)

 兵庫大会では5回戦が行われ、神戸国際大付が今春センバツ準Vの報徳学園との接戦を制して8強入りした。最速148キロ右腕の津嘉山憲志郎投手(2年)が9回を投げて8安打2失点、9奪三振で完投。2年ぶりの夏甲子園へ向けて強敵を撃破した。

 滝川二の今秋ドラフト候補右腕・坂井陽翔投手(3年)が今大会初先発で4失点完投し、チームを3年連続の準々決勝に導いた。

 130球を投げ10安打を浴びながら6奪三振。「前半はよかったが、後半は力みから球威が落ちた。真っすぐが思い通りにいかなかった」と反省点を挙げたが、自己最速へあと1キロに迫る148キロをマークした。七、八回に失点し、服部大輔監督(37)から「交代するか?」と聞かれたが、坂井は「まだいけます」と志願の続投。「体力も握力も落ちなかった。最後まで投げ切りたかったので」と強い意思でマウンドを守り切った。

 8球団が視察。日本ハム・稲葉GMは「4月のU18日本代表候補合宿で見た時よりいい。先発の柱に成長すると期待できる」と評価。阪神・熊野スカウトも「フォークは今でもプロで通用しそう。素材は才木の高校時代より上」と熱視線を送った。準々決勝は市西宮戦。坂井は「全員で勝って次に進みたい」と力を込めた。

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