大敗のロッテ 吉井監督は打線に苦言「こちらが立てた戦略が実行できていないことが多い」小島の課題も指摘

 マウンドで話す吉井監督(左から2人目)=撮影・神子素慎一
 7回、降板する小島と吉井監督(撮影・神子素慎一)
 7回、大きくはねる杉本の打球を追う山口(撮影・神子素慎一)
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 「オリックス10-0ロッテ」(28日、京セラドーム大阪)

 ロッテが大敗でオリックスとの首位攻防戦を2連敗。差が2・5ゲームに広がった。

 中14日で登板した先発・小島は7回途中8安打6失点で3敗目。四回まではオリックス打線をわずか1安打に抑える好投を披露。しかし、五回に先頭から3連打を浴び、先制を許した。この場面、吉井監督は「2球の失投を仕留められた。これは仕方ない」と左腕を責めなかった。

 強く言及したのは七回。一死も奪えずに4失点でマウンドを降りた場面だった。「三巡目の中軸も抑えてもらいたい。そこを抑えられる投手になってほしいという期待がある。今後何が足りないかしっかり考えてやってほしい」と左腕の成長を促した。

 一方、打線はオリックス先発・山下の前に走者は出すも、あと一本が出ず。七回以降も無得点に抑えられ、完封負け。この2連戦で1得点と打線は厳しい状態にある。「それぞれ調子良い、悪いあると思うが、しっかりこちらが立てた戦略をできていないことが多い。その辺もできるように練習してやり返したい」と前を向いた。

 

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