オリックス・ドラ1曽谷 プロ初先発は五回途中2失点 中嶋監督自らマウンドへ「よう頑張った」
「オリックス0-10巨人」(7日、京セラドーム大阪)
降板時に降り注がれた拍手が好投の証しだった。オリックス・ドラフト1位の曽谷龍平投手(22)=白鷗大=がプロ初先発で4回2/3を7安打2失点(自責1)。初勝利は手にできなかったが、「与えてもらったチャンスを絶対につかみ取ろう」と強気の投球を見せた。
初回、四回と味方のミスも絡んで、失点した。「不運な部分もありましたけど、そこは自分の実力」。言い訳はせず、要所では踏ん張った。五回2死一、二塁で交代を告げられ、中嶋監督がマウンドへ。「よう頑張った」最高の褒め言葉だった。
打線の援護はなく、中継ぎ陣も大量失点。指揮官は「全部悪いものを出し切った」と、すぐに前を向いた。3連勝でストップも、リーグ&交流戦ともに首位キープ。仕切り直して、カード勝ち越しを目指す。