安田2打席連発でロッテ6連勝 貯金今季最多10、単独首位堅守

 「ロッテ11-1西武」(24日、ZOZOマリンスタジアム)

 若き大砲が幕張の空に快音を響かせた。ロッテ・安田尚憲内野手(24)が昨年6月1日・ヤクルト戦以来の2打席連続アーチで、自己最多6打点を記録。「1打席目に打てたことがすごくよかった。勢いに乗れた」。ダイヤモンドを駆けながら何度も手をたたいた。

 初回2死一、二塁では内角低めのスライダーを右翼席へ運び、先制の3号3ラン。5-0の三回無死一、三塁では150キロ直球を捉え、左翼ラッキーゾーンに2打席連発の3ラン。本拠地では初の逆方向の本塁打で「自分の中で自信になった」と大きな収穫を得た。

 吉井監督からかけられるハッパが、力に変わる。石垣島での春季キャンプで「去年ぐらいからずっといじられてる。でも、それはすごく期待してもらっているから」と話していた。日常的にかけられる“吉井節”は期待の表れだと感じていた。

 この日も、試合前に指揮官から「そのチリチリ頭でいってくれ!」と、休日にあてたばかりのパーマをいじられたという。だが、吉井監督の「イジリ」は「愛」。指揮官の期待も乗せたバットで、結果を出した。

 「きょうみたいにライナーで打ち続けることが目標。シーズンは長いので、継続してやっていきたい」。チームは6連勝を決め、貯金も今季最多「10」となり単独首位を堅守。目を覚ました若武者が優勝へと導く。

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