常総学院が七回コールドで快勝 エース・諸星蒼空が六回2死まで完全試合ペースの好投「もしかしたらいけるかもと…その瞬間打たれた」

 「春季高校野球関東大会・準々決勝、常総学院7-0明和県央」(22日、サーティーフォー保土ケ谷球場)

 常総学院が七回コールドで明和県央を下し準決勝に駒を進めた。先発したエースの諸星蒼空(そら)投手(3年)が6回2安打無失点と好投。「コースで投げれば打たれないと思っていた。制球力が今日はよかった」と六回途中まで完全試合ペースの快投を披露した。

 初回、先頭打者を空振り三振に斬ると波に乗った。六回2死まで一人も走者を出さず。「もしかしたらいけるかもしれないと思ったら…その瞬間に打たれた」と9番打者に中前打を許した。続く1番にも右前打で2死一、三塁のピンチに。しかし、動揺することなく2番を三ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。

 関東第一との初戦は2番手で登板し、2回5安打2失点と、悔しさが残るマウンドとなった。「この前はふがいないピッチングをしたので絶対今日はエースらしいピッチングをしなきゃいけないと思っていた。前回よりはエースらしいピッチングができた」。悔しさを晴らす76球に充実感をにじませた。

 島田直也監督は「大事な試合、準決勝はせっかく横浜スタジアムでできますから、そこはエースでいかないと、ということで諸星にかけました。力んだ中でもしっかりコースに投げて低めにも投げられていた。ちょっとずつ成長している」と目を細めた。

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