ロッテ・広畑敦也がプロ初勝利 オフに阪神・青柳に弟子入りで投球フォーム安定「吸収できた部分ある」

 プロ初勝利のウイニングボールを手に吉井監督とポーズをとる広畑
 プロ初勝利を挙げ、ヒーローインタビューをする広畑。右はウイニングボールを手に飛び入り参加した吉井監督
 2回から2番手で登板し、3回1失点でプロ初勝利を挙げた広畑
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 「楽天4-6ロッテ」(21日、楽天モバイルパーク)

 ロッテの広畑敦也投手が3回を3安打1失点。プロ初勝利を挙げ「チームが勝ったことが一番うれしい。チームが勝ったことと自分が勝ったことを合わせて、今日は喜びたい」と喜びの表情だった。

 予告先発だった森が背中の張りを訴え、突然のブルペンデーとなった。2-0の二回から2番手として登板。先頭・フランコに四球を与え、鈴木大には右前打。1死満塁とすると、黒川に同点の右犠飛を浴びた。制球が乱れこの回だけで32球。だが、三回には立て直しわずか6球で三者凡退とした。

 四回には、先頭・フランコから連打を浴び、またしても2死三塁のピンチも迎えたが、安田は力いっぱいの直球で空振り三振。マウンドでは思わず雄たけびを上げた。

 要所を封じられたのは、阪神・青柳に弟子入りしたからだ。昨オフは、帝京大の先輩である青柳が主催する合同自主トレに参加し、「足を着いてから投げる」ことを学んだ。リリース時に足を地面に付けることで、フォームが安定。同時にコントロールも安定感が増す。この日も「(二回の)反省を踏まえてしっかり足をついてから投げようって、もう1回思うことができた」と制球力を取り戻し結果を残した。

 尊敬する先輩だ。「いろんな知識をたくさん持っている方なので、すごいたくさん吸収できた部分がある」。自主トレではシュートやツーシームの握りも教わり、日々トレーニングに励んでいる。

 中継ぎ陣が奮闘し、勝利をつないだ。チームは今季2度目の5連勝をマークし単独首位をキープ。「勝ちにつながるピッチングができることがチームとしては大切。勝ちにつながるようなブルペンであると思うので、しっかり自分が食い込んでいけるようにやっていきたい」と右腕。強力なブルペンの一角となる。

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