智弁学園の“村上2世”中山 完全復活8K 投打で決勝導いた!7回1失点&適時二塁打

 「春季高校野球奈良大会・準決勝、智弁学園8-1御所実」(9日、佐藤薬品スタジアム)

 智弁学園の“村上2世”こと中山優月投手(3年)が「4番・投手」で出場し、投打で躍動した。今大会初先発で7回4安打1失点、8奪三振の好投。打っては2点適時二塁打を放つなどフル稼働で決勝進出に貢献した。

 「力を入れず、少ない球数で省エネを心がけました。無駄な球がまだあったので、なくさないといけない」

 最速146キロを誇る右腕。3月に右肘を痛めたが、完全復活した姿を披露。力強い直球を軸に相手打線に的を絞らせず。最少失点に抑えた。

 同校OBの阪神・村上と同じ兵庫県淡路島出身。中学時代に所属したクラブチームも同じで、中学2年時には帰省した東洋大時代の村上と一緒にブルペン投球を行った過去がある。「中学校の頃は憧れだったけど、追いつきたい存在」と目標としている。

 憧れの先輩は3年春のセンバツで優勝し、大学を経てプロに進んだ。「あと1回(甲子園に出場する)チャンスがあるので、そこに貢献できるようにしたいです」。“村上ロード”を歩むためにも、まずは奈良の頂点をつかむ。

 ◆中山 優月(なかやま・ゆづき)2005年8月21日生まれ。兵庫県洲本市出身。176センチ、71キロ。右投げ左打ち。小学3年時に洲本ゴンターズで野球を始め、中学は硬式のヤング淡路に所属。智弁学園では1年秋に背番号19でベンチ入りし、3年春は背番号6。50メートル走6秒2、遠投115メートル。

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