「東京六大学野球、法大９－６早大」（８日、神宮球場）

　法大が早大に勝利し、１勝１敗で３回戦に持ち込んだ。

　打者一巡の猛攻で早大の２番手・鹿田を攻め立てた。３－０の五回、２死一、三塁の好機をつくると、６番・中津大和外野手（３年・小松大谷）が右越え３ラン。その後、２死１塁とし、８番・吉安遼哉捕手（３年・大阪桐蔭）も右越え２ランを放って、この回一挙５得点を奪った。

　後半は早大にじりじりと差を詰められたが逃げ切り。打線が１３安打９得点と爆発し、加藤重雄監督は「この流れを止めないように明日、もう一度爆発で勝ち点を取りたい」と話した。

　投手陣は今秋ドラフト候補に挙がる尾崎完太投手（４年・滋賀学園）が先発し、５回４安打３失点でリーグ通算５勝目。５四球と乱れたが、要所で三振を奪うなど粘投し、「今回の試合は勝たせてもらった。明日も気持ちを作って勝ちます」と力を込めた。