「日本ハム３－２楽天」（７日、エスコンフィールド）

　日本ハムがサヨナラ勝ちで再び５位に浮上。新庄政権初の３カード連続勝ち越しとなった。

　３失策と悪い流れを一丸で覆した。九回、守護神田中正が３者三振で流れを作ると、その裏に適時失策をしていた上川畑がサヨナラ打。新庄監督は「エラーは監督とコーチが悪いです」と反省しながら、上川畑については「バッティング自体は悪いという気はしてなくて、代える必要はなかった。飛んでる場所が悪かった」とうなずいた。

　圧巻投球の田中正も称賛。「もう驚かないね。あのマウンドで３人で終わらせてくれた結果がサヨナラにつながった。ずっと落ち着いている。田中君が打たれたなら仕方ないとなってくれる選手」と笑った。

　チームは新庄政権初の３カード連続勝ち越し。借金５となった。ケガ人が多い状況ながら代わりに出る選手も活躍。指揮官は「去年、１軍のこういう舞台に立たせているのは大きいかな。急に出て結果を出せといっても難しいから。何とかない頭をいろいろ使ってやりながら。今日みたいな試合になっていくと思います」と胸を張った。

　４月２９日の祝日から始まったゴールデンウイークは６勝２敗。本拠地は連日、２万５０００人超のファンが詰めかけた。指揮官は「３タテしたかったですが、３つのカードを２勝１敗。上を目指す戦い方ができている。こういう勝ち方を学ばせながら上へ上へ行きます」と自信を口にした。