巨人・原監督 今年も八回が鬼門「チハルには育つ時間を与えようと思ってます」“セットアッパー”交代決断

 8回に打ち込まれ、原監督(左)から降板を告げられる田中千
9回、さえない表情で試合を見守る巨人・原監督(前列右)ら首脳陣
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 「中日8-3巨人」(5日、バンテリンドーム)

 巨人が“魔の八回”で6失点を喫し、逆転負けを食らった。

 1点リードで迎えた八回に登板したドラフト3位・田中千(国学院大)が誤算。安打、四球で1死二、三塁から細川に中前への逆転2点適時打を食らった。さらに次打者・石川昂には左翼へ2ラン被弾。“セットアッパー”を託されていた田中千は3戦連続の失点で、この日は5失点となった。

 原監督は田中千に関する質問に、「やっぱり継続して自分の役割を果たしていけるというのはプロの世界では大変なことなんでね。そのためには、やっぱり本人も相当なエネルギーを消費しないとね。抑えた、抑えられなかった、打った、打てなかったということだけではなかなかこの世界はね」とコメント。「そういう意味ではいい経験ができたと思うしね、少し、チハルには時間を与えようと思っています」とセットアッパーの交代を示唆した。

 昨年も八回はイニング別防御率が最悪の4・34と泣きどころだった巨人。今季も八回は防御率6・21と課題を解消できず、鬼門となっている。

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