DeNA・大和がいぶし銀の一撃 「健大に代わっての打席。何としても追いつくんだ」と三浦采配に応える
「DeNA-広島」(4日、横浜スタジアム)
まさに三浦采配の的中だ。代打・大和が勝負強い打撃を見せて、同点に追いついた。
2点を追う五回だ。この日好守でチームをもり立てていた桑原が左中間席へ今季2号。1点差とすると、2死走者なしから8番・京田が中前打を放った。ここで先発の石田に代わって、代打にベテラン・大和をDeNAベンチは送り込んだ。
するとカウント1-1からの3球目に、京田が二盗に成功。今季2盗塁目でチャンスを広げると、大和が最後は右前にはじき返した。勝負強い打撃を見せ、「健大(石田)に代わっての打席だったので、何としても同点に追いつくんだと強い気持ちを持って打席へ向かったことがいい結果につながったと思います。タイムリーになり、よかったです」と明るい表情で振り返った。
今季の大和はこれまで出場した11試合で、6試合が代打出場だった。打席に立つために志願して2軍戦に出場した日もあった。昨季の得点圏打率・290を誇る勝負強い男の一撃で、まずは同点に追いついた。