波乱! 横浜高が延長十回タイブレークで準々決勝敗退 力投の杉山遥希「頭が真っ白」

 「春季高校野球神奈川大会・準々決勝、相洋4-3横浜」(30日、サーティーフォー保土ケ谷球場)

 昨秋神奈川王者の横浜は延長十回タイブレークの末、相洋に敗れ、準々決勝敗退となった。今秋ドラフト候補に挙がる杉山遥希投手(3年)は0-2の三回2死一、三塁から2番手で登板し、7回1/3を5安打2失点(自責0)と力投。ただ、勝利には結びつかず、「体に力が入らないくらい頭が真っ白というか、あまり何も考えられない状態です」と敗戦を受け止められなかった。

 1-3の六回、味方が2死三塁から3連打で同点に追いつくと、そのまま九回を終了。延長戦に突入した。無死一、二塁から始まるタイブレーク十回、先頭を空振り三振に仕留め1死を奪ったが、「いいところにいったけど、うまく打たれた」と、次打者に内角直球を左前に運ばれ、勝ち越し点を献上。その後は崩れることなく最少失点で切り抜け、味方の援護を待った。

 しかし、裏の攻撃は、無死一、二塁で先頭の峯大翔内野手(2年)の送りバントが三塁で刺され、後続も凡退。無得点で試合は終了した。

 村田浩明監督は「夏が本番なので、夏に必要なことが明確に分かった大会でもありましたし、うちのチームの弱さが出た部分もあった。送るところを送れなかったし、毎回1、2、3イニングで相手に攻められることが多かったので、入りという部分では課題が見つかった」と振り返り、「選手たちとも絶対この春は取るぞ、選抜の(出場を逃した)悔しさを出すぞとやってきたんですけど、思うようにいかなかった。監督の責任としてもう一回作り直して頑張りたいと思います」と話した。

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