DeNA、1826日ぶり単独首位 七回、エスコバー被弾も一丸 投手キャプテン山崎「スクラム組んで戦っていきたい」

 「広島3-4DeNA」(23日、マツダスタジアム)

 そこに多くの言葉はいらなかった。DeNAの守護神・山崎が勝ち試合を締め、エスコバーを抱きしめた。登板間隔が空いた中で苦しんだ仲間をそっと慰めるかのように-。「本当に苦しさを分かち合いながら、励まし合いながら、本当にスクラム組んで戦っていきたい」。ミスを、痛みを消した一丸勝利。首位だったヤクルトと阪神が敗れたため、DeNAがちょうど5年前の18年4月23日以来、1826日ぶりに単独首位に躍り出た。

 わずか1球で暗転したのは、1点リードの七回。2番手のエスコバーがいきなりマクブルームに同点弾を浴びると、その後逆転を許した。ベンチで怒りをあらわにするほどの悔しさを見せたが、仲間が勝利で癒やした。

 投手キャプテンの山崎は言う。「彼が引きずらないようにっていう思いでした。何か伝わってくれたらいいな」。入江、伊勢が踏ん張り、黒を白に塗り替えた1勝。ここからだ。スクラムを組む。

 ◆単独首位 DeNAが単独首位に立つのは18年4月23日以来1826日ぶり。21年に三浦監督が就任してからは初。今季は4月18日に阪神と並んで首位に立ったが、一日で陥落している。

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