ロッテ 佐々木朗希が進化実感の164キロ「耐性はついてきてる」吉井監督も感嘆「よりすごみが出てきた」
「ロッテ3-2ソフトバンク」(21日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテの佐々木朗希投手が7回88球を3安打無失点、8奪三振と好投し、ハーラー単独トップの今季3勝目。開幕20イニング連続でスコアボードにゼロを並べた。さらには、両リーグでダントツの開幕から30奪三振をマークした。
「開幕3連敗したので、今日の勝ちはすごく大事になると思った。勝ててよかった」
初回、いきなり162キロで中村晃を仕留めると、続く近藤は163キロで空振り三振。2死から柳田には右前打を許し、さらに暴投で2死三塁とされたが、今度は栗原を投ゴロに。がっちり捕球し、逃さず仕留めた。
その後も、三回には得点圏に走者を背負ったが無失点。四回からさらにギアを上げ、160キロ越えを連発した。七回には、先頭・栗原の3球目で、公式戦自己最速タイとなる164キロを計測。最後まで球威は衰えることなく「前回よりも真っすぐの走りはよかった。おととしよりも去年、去年よりも今年ってピッチャーとしての(スタミナの)耐性はついてきてる」と振り返った。
吉井監督は「点数を取る前の回(四回)でレバーをぱーんと上げた感じがした。元々ゲーム勘のある投手。よりすごみがでてきたというか、本当にこの先どういう投手になるか楽しみ」と期待を込めた。