早実が8強入り 初戦から3試合連続で逆転勝ち「苦しい場面でも笑顔で楽しく」
「春季高校野球東京大会・4回戦、八王子5-6早実」(17日、スリーボンドスタジアム八王子)
早実が逆転勝ちで8強入りを決めた。
逆転を許した直後の八回。1点を追加して同点とすると、なおも無死満塁の好機で主将の9番・箭原裕太郎外野手(3年)が「打って決めるよりはつなぐ気持ちで打席に入りました」と押し出し四球を奪って勝ち越しに成功。その後、雨の影響で約35分の中断もあったが、集中力をきらさず、この回一挙4得点を奪った。
九回の守備では2点を失ったが、同点のホームは踏ませず辛勝。和泉実監督は「全員で勝ち取った試合だった。よくやってくれた」と選手をたたえた。
今大会は初戦の東海大高輪台戦から3試合連続で逆転勝ち。箭原は「(ここまで)逆転勝ちしてきたので、自分たちは焦っていなかったというか、いつも通りだなという感じはしました。とにかく明るくやっている。苦しい場面でも笑顔で楽しくやっているのでそれが逆転につながっているのかな」と振り返った。
次戦は桜美林と4強入りをかけて戦う。主将は「また追う展開になるかもしれないですけど、逆転の早実というのをまたできたらなと思います」と勝利を誓った。



