日本ハム・上原がベンチで大粒の涙「とても悔しい」 五回、2死満塁で途中降板

 5回、途中交代を告げられ、マウンドで立ち尽くす上原(右)=撮影・中島達哉
 5回、途中交代でベンチに下がる上原(撮影・中島達哉)
 3回、呉念庭に適時打を打たれ、がっくりする上原(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム-西武」(16日、エスコンフィールド)

 日本ハムの先発・上原健太投手が五回、2死満塁で途中降板。悔しさからか、降板後は「これでは去年と変わっていない。とても悔しいです」と、ベンチで大粒の涙を流した。

 1勝1敗で迎えたカード第3戦。試合は二回、上原がペイトンの中犠飛で先制を許すと、三回には2死から愛斗、呉に連打を浴び、追加点を失った。四回は無失点に抑えると、続く五回のマウンドだ。

 1死後、柘植に左前打を浴びたが、児玉を三ゴロに抑えて2死二塁。続く愛斗の打席でベンチは申告敬遠を選択した。続く呉にフルカウントから四球を与えると、新庄監督は継投を決断。鈴木をマウンドに送った。

 今季、開幕直前に2軍落ちを経験した左腕は「2軍に落ちたくないという気持ちでずっと投げていたので、ショックだった」と回顧。今季2度目の登板を前に15日には、「(伊藤)大海と『勝ってないの2人だけだな』っていう話をした。打大海より先に勝っておきます」と意気込みを語っていただけに、悔しさの残るマウンドになった。

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