究極の投手戦 ロッテ・佐々木朗希がオリ山本上回る快投 7回1安打無失点11Kで2勝目の権利
「ロッテ-オリックス」(14日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテ・佐々木朗希投手が、7回1安打無失点の快投。105球を投げ、2勝目の権利を得て降板した。
オリックス・山本由伸投手と初めて投げ合い、ハイレベルな投手戦を展開。山本は6回5安打1失点9奪三振で交代し、ふたりの戦いでは佐々木朗に軍配が上がる格好となった。
佐々木朗は初回の平均球速160・7キロと、剛速球でオリックス打線をねじ伏せた。初回、先頭・茶野の初球から160キロを計測。2者連続で三振に仕留めると、3番・森も162キロ直球で3者連続三振とした。
四回までは毎回三振を奪い、五回までは完全投球。だが、1-0の六回、先頭・西野に四球を与え続く若月には143キロフォークを中前打とされた。太田の三犠打で1死二、三塁の大ピンチを背負ったが、気を入れ直し、茶野を空振り三振。ゴンザレスも右邪飛に仕留め、吠えた。
1-0の七回にも、先頭に四球。だが続く杉本を遊撃への併殺打とした。最後は宗を遊ゴロ。笑顔でベンチに戻りナインとタッチを交わした。
打線も佐々木朗を援護。オリックス・山本から四回に3安打を集中し、茶谷の適時打で先制した。
佐々木朗は昨季4月10日のオリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)で完全試合を達成。五回まではその再現を思わせる投球内容だった。
山本は「先制点を許してしまったところが悔しいですし、なんとか最少失点で粘り強く投げていこうと思っていましたが、球数が多くなってしまったことは反省しなければいけません」とコメントした。