オリックス・山下 「引いた姿は見せない」強気を貫く大谷2世
「楽天0-6オリックス」(11日、楽天モバイルパーク)
オリックスの山下舜平大が人生初の杜の都でプロ初勝利を手にした。恵まれた体格に投球フォーム、醸し出す雰囲気、どことなく大谷翔平に似ている。大谷2世。周囲からの言葉に「似ていて損をすることはないので」と顔をくしゃっとさせ、笑っていた。
共通点は外見だけではない。開幕投手の大役にも「緊張はしない」と言い切った。純粋に野球を楽しみ、目の前の1勝に執着する。2月上旬。まだ、日本中がWBCに熱狂する前のことだ。山下は真っすぐな目で言った。
「『レベルが高いな』と言ってるとそれまでなので」
山本や宮城、田嶋ら12球団屈指の強力な先発ローテ。そこに割り込むため、弱気な心を捨てた。大谷はWBC決勝戦の円陣で「憧れを捨てましょう」とナインを鼓舞。山下も考えは同じ。「引いた姿は見せない。強気でいくだけ」と誓い、開幕ローテどころか大役もつかみとった。
高校生の頃から目標は、大谷に並ぶ日本最速の165キロ。スケールが大きい。まだプロ1勝を挙げただけ。この白星を弾みに大投手への道を歩んでいく。(デイリースポーツオリックス担当・今西大翔)




