巨人・オコエ 3安打2打点で連敗ストップへ導く 活躍の裏には坂本からの助言

 阪神に勝利し、ガッツポーズを見せる戸郷(左)とオコエ
 7回、右前2点打を放ち、ガッツポーズするオコエ
 4回、バントを失敗する坂本(撮影・吉澤敬太)
3枚

 「巨人7-1阪神」(11日、東京ドーム)

 巨人のオコエ瑠偉外野手が3安打2打点の活躍で5連敗中だったチームを勝利に導いた。猛打賞は楽天時代の2018年以来、実に5年ぶり。開幕戦直後に受けた先輩・坂本勇人内野手からの助言を快打につなげた。

 グラウンド上ではクールな男が珍しく感情を表に出した。1点リードの七回2死満塁。是が非でも追加点がほしい場面でオコエは西勇が投じた内角に食い込むシュートを詰まりながらも右前に運び、2点適時打とした。塁上では雄たけびを上げ、ベンチに向かってガッツポーズ。「気持ちで打ちました」と振り返った。

 これで3戦連続複数安打とし、調子はうなぎ上りだ。「間違いなく良い方向に進んでいるし、短期間にならないように継続していければ」と先を見据える。一方で3月31日に行われた中日との開幕戦で1番起用されながらも、4打数無安打。「あまり振りに行けてなかった」という中で、積極性を取り戻させてくれたのは坂本からの助言だった。

 同戦の最終打席となった4打席目は「フォアボールがほしかったというのもあった」という考えもあり、消極的な姿勢で見逃し三振に倒れた。その試合後、坂本からは「おまえ、最後の打席、見に行くくらいでいっただろ」と言われた。

 「それが自分の中では図星だった」とオコエ。大先輩から「打ちにいかなアカンで」と指摘されたことで原点に立ち返り、再び持ち味の積極性を生かせるようになった。

 この日放った3安打は全てファーストストライクを捉えたもの。「積極的に勇人さんからのアドバイスですけど、それがすごく生きていて、甘い球をしっかりたたけた」。春季キャンプからコーチ、先輩問わず、果敢に助言を仰ぐ姿が目立つ。貪欲な姿勢が新天地での活躍劇につながっている。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス