大阪桐蔭・前田 奪三振ショー 西谷監督「藤浪に1時間付きっきりで教えることを前田には5分」
「選抜高校野球・準々決勝、大阪桐蔭6-1東海大菅生」(29日、甲子園球場)
底知れぬ可能性を感じさせる左腕が、大舞台で新たな一面を披露した。伸びのある直球と、カーブなど変化球を自在に操る抜群の投球術。大阪桐蔭(大阪)のエース・前田悠伍投手(3年)が11奪三振の1失点完投で、2大会連続の4強へ導いた。
「1イニング、1イニングを大切に一球一球、丁寧に投げ込めた。普段使わないカーブやいろんな球種を使って、押すところは押して、かわすところはかわして、そういう投球ができた」
立ち上がりからエンジン全開。初回は簡単に2死とすると、3番・酒井は99キロのカーブなどで追い込み、外角直球で空振り三振に仕留めた。終盤になっても勢いは衰えず、最速147キロの毎回の奪三振ショー。初戦の敦賀気比の14奪三振に続いて2桁三振を奪った。
絶対的存在となっている前田。西谷浩一監督(53)は「自分で工夫や修正ができる。藤浪はその修正が自分でできなかった。こちらが藤浪に1時間付きっきりで教えることを前田には5分」と、2012年に春夏連覇へ導いた藤浪と比較して能力の高さを語る。
センバツ連覇へ向けてあと2勝。「甲子園で一試合一試合、個々のレベルもチームもレベルアップできている。あさって(31日)の試合に全員で、全力でやっていきたい」と前田。春の頂点は誰にも譲らない。
