ヤクルト・高橋奎二 調整登板で4回1失点 最速154キロ「それなりに良かった」

 WBCを終えてチームに合流してから初先発し、4回1失点の力投を見せた高橋(撮影・高石航平)
 WBCを終えてチームに合流してから初先発し、4回1失点の力投を見せた高橋(撮影・高石航平)
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 「イースタン、ヤクルト6-5西武」(29日、戸田球場)

 ヤクルトの高橋奎二投手(25)が29日、イースタン・西武戦でWBCからチーム合流後初先発し、4回4安打1失点で4奪三振の力投を見せた。

 二回には三連打で1失点。それでも三回2死から西武・呉念庭に対しての5球目。「おりゃ!」と声を上げながら、この日最速の154キロ直球で空振り三振を奪った。「初めは緊張したんですけど、しっかりバッターに投げていこうというのが今日の課題だったので。全ての球種も投げられましたし、それなりに良かったんじゃないかと思います」と振り返った。

 なかでも、宮崎合宿で教わったダルビッシュ直伝スライダーは「バッターの反応的に良い球だなと思った。継続してゲームで使えるようにやっていく」と納得の表情だった。

 登板後には30分間、並んだ約100人全てに即席サイン会。「応援してましたといわれて嬉しかったですし、僕自身はあんまり投げられてないんですけど、そうやっていってもらえたので書きました」と笑顔でファンサービスも実施した。

 この日の投球数は54球。「(中継ぎ調整で)球数だけ投げられてなかったので、そこは良かった。けがをせず1年間投げることが大事。球数をしっかり投げてシーズンに入っていけたら」と徐々に段階を踏んで1軍に臨むことを明かした。

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