高知「足」で勝つ!守備でリズムつくって猛攻だ 初戦で北信越大会王者の難敵北陸と激突
「選抜高校野球・組み合わせ抽選会」(10日、オーバルホール)
第95回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が10日、大阪市内で行われ、出場36校の対戦カードが決まった。高知は初日第2試合で北陸(福井)と対決する。
2年連続で春の甲子園に臨む高知は初戦から難敵とぶつかった。相手は昨秋の北信越大会を制し、34年ぶり出場の北陸。主将の西村侑真内野手(3年)は「神宮大会に出ていて、自分たちが負けた英明にも勝っている。投手を中心にまとまったいいチーム」と警戒した。
北陸はエースで4番の友広と捕手で3番の平田のバッテリーが攻守の柱。高知が四国大会準決勝で2-4で惜敗した英明に明治神宮大会で4-3で接戦を勝ち切っている。互いに力は拮抗(きっこう)しており、今回も好勝負が必至だ。
今年の高知は継投策が基本で投手を中心に守りからリズムをつくって攻撃につなげる。温暖な南国の気候を生かし、冬の間も実戦形式の練習に多くの時間を割いてきた。西村は「秋からずっとやってきた。盗塁、エンドランで足を使って点を取りたい」と勝ちパターンを思い描いた。
4日に対外試合が解禁されてからは「モチベーションもだんだん上がってきて、声も今まで以上に出ていて雰囲気良く練習できている」と手応えを口にする。昨春は初戦で東洋大姫路を撃破したが、2回戦で敗退。「先輩たちが1勝だったので、その1勝を超えて2勝以上、最終的に日本一を目指してやっていきたい」。まずは大会初日の初戦を突破。その先にはしっかりと1975年以来、48年ぶりの頂点を見据えている。





