楽天・黒川 実戦29打数15安打 スタメン奪取へ猛アピール
「オープン戦、日本ハム5-4楽天」(25日、タピックスタジアム名護)
楽天・黒川史陽内野手(21)がOP戦初戦から、2本の適時打を放つ活躍だ。高卒4年目での初の開幕1軍、そしてスタメン奪取に向けて、猛アピールとなった。
まずは1点を追う三回だ。2死三塁の好機で、1ボールから左前へ同点の適時打。「早いカウントの中、一発で仕留められた」と納得の表情。続く五回の好機では、追い込まれながらも食らいつき、左前適時打とした。
沖縄で絶好調の黒川は、練習試合を含め、これで実戦29打数15安打。打率・517と驚異的な数字を残している。特に「積極的にいく気持ちでやっている」とチャンスにめっぽう強く、ここまで11打点をマークしている。
めざましい活躍に、石井監督も「しっかり振り負けずにスイングできている」と評価。二塁と三塁を守る黒川にとって、浅村や阿部、鈴木大ら実績のある選手がライバルとなるが「レギュラーになるための大事な1カ月になると思う」と定位置奪取を期待している。
高卒4年目の世代は、「侍ジャパン」に選出されているロッテ・佐々木朗やオリックス・宮城などタレントぞろい。「まだ始まったばかりなんで、ずっと結果を出せるようにしたいです」。イヌワシ軍団期待のヒットメーカーは、開幕まで走り続ける。





