日本ハム 今季初対外試合で白星発進 清宮先制2ラン、7投手が無失点リレー 野手は3盗塁

 2回、右越え2ランを放った清宮(撮影・伊藤笙子)
 2回、新庄監督(右)の前で右越え2ランを放つ清宮(撮影・伊藤笙子)
 「SHINJO STAGE」から選手を見つめる新庄監督(撮影・伊藤笙子)
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 「練習試合、日本ハム3-0サムスン」(9日、タピックスタジアム名護)

 今季初対外試合で快勝した。打では5番に入った清宮が、チーム1号となる弾丸2ランで先制。結果的にこれが決勝点となったが、守備でも7投手が無失点リレーでつなぎ、攻守で相手を圧倒した。

 試合は二回、先頭の野村が左翼線二塁打で出塁。続く清宮は左腕ホ・ユンドンの初球、139キロをフルスイングした。内角高めの厳しいコースだったが、腕をうまくたたんで振り抜いた打球は、低い弾道のまま右翼スタンド一直線。球場に詰めかけたファンも驚きの一発となった。

 四回には2死から上川畑が中前打で出塁すると、すかさず二盗を決めて得点圏に進む。続く石井が右前打を放ち、上川畑が3点目のホームを踏んだ。走塁面でも五十幡、野村、上川畑が盗塁を決めるなど、積極走塁で効果的にプレッシャーをかけた。

 終始、表情を変えず戦況を見守っていた新庄監督だが、ドラフト5位・奈良間(立正大)の打席では、バックネット裏から身を乗り出して確認。清宮の本塁打で「うん、うん」と頷き、野村の二盗では笑顔を見せるなど、引き締まった試合内容に手応えを感じているようだった。

 今季初の対外試合で白星発進を飾った新庄監督は「今年は全ての試合に勝って、勝って、勝ち続けて開幕まで全部勝つつもり。勝ち癖をつけて開幕のスタートダッシュにつなげる」と力強く話した。

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