ＤｅＮＡの三浦大輔監督（４９）が３１日、遊撃手の戦国時代突入を宣言した。競争激化で目指す２５年ぶりのリーグ優勝へ。「まだ何も決まっていないですし、沖縄だけじゃなく、奄美でもしっかり準備してくれている選手もいますから。奪い合いになるように、取り組んでいきます」。厳しい目線で見定めていく。

　昨年、あと一歩届かなかった歓喜の瞬間だけを見据えた。鍛錬の秋から、競争の春へ。「激しい競争」は指揮官自らが描いた構図でもある。森ら若手に加え、ベテラン・大和に新戦力・京田…。高いレベルでの争いは、確実にチームの底上げにつながっていく。

　判断基準は「総合的に」と多くを語らず。それぞれが２月１日に向けて準備をしてきた状況を踏まえつつ、「まだ始まってないですから。明日から選手たちがこのオフにどんな取り組みをしてきたのかを確認しながら」と横一線でのスタートを強調した。

　暖かい陽気で出迎えた宜野湾の空。横浜“頂”戦は、ここから始まっていく。