選手会が審判と意見交換会 会沢会長、白井審判らが出席 昨季審判話題多く「改善きっかけに」
プロ野球選手会は17日、昨年12月に審判との意見交換会を実施したことを報告した。同会には津川、牧田、白井、福家、山本貴の審判5人と、選手会会長の会沢(広島)、一般社団法人理事長の丸(巨人)、大瀬良(広島)の選手3人が出席。昨年、判定を巡り白井球審が佐々木朗希(ロッテ)に詰め寄ったことが大きな議論を呼ぶなど選手、審判間の話題も多かったこともあり、「改善につながるきっかけを作る上でも意義のある場として設定をいたしました」と、話し合いの場が設けられた。
主な議題については次のようになった。
◇誹謗(ひぼう)中傷問題について
選手間も選手個人の誹謗(ひぼう)中傷について問題視し、球団と解決を図っていく姿勢を打ち出した。審判も含め、同様だと考える。
◇試合中のリクエストについて
判定に第三者を入れること可能性について協議。予算的な制限。
◇判定・ルールについて
キャンプ時でのコミュニケーションとルールの徹底
◇コミュニケーションについて
私語は厳禁だが、誤解される態度を取られない円滑なコミュニケーションを
◇審判に関わる人材の確保について
審判員と審判の査定に関わる指導員等の人材確保。予算的な制限。
「今後、より魅力的な野球界にするためには審判と選手になにができるか、また、今回議題に上がった中で、高い優先順位で解決すべきテーマについてはさらに協議し、NPBも含めた改善を提案していく所存です」と、まとめた。