ロッテ・高部瑛斗 小児がん支援の寄付を発表「僕も弟を急性白血病で亡くした過去が」

 ロッテ・高部瑛斗外野手(25)が17日、小児がんによる闘病中のこどもや小児がん部門に特化した医療機関に対して支援する「小児がん支援プロジェクト」を行い「シーズン安打数×1万円」を寄付すると発表した。

 球団は社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」活動を行っており、高部自身も闘病患者の家族としての経験があることから、今、頑張っている子供たちやそのご家族を支援したいという入団当初からの気持ちと球団の思いが一致したため実現した。

 今回の小児がん支援プロジェクトでは医療機関の訪問、マリーンズ・オリジナルキッズキャップや盗塁王獲得記念グッズなどの寄贈がされる。寄附金は小児がんで闘病中のこどもやそのご家族を支援するNPO法人ミルフィーユ小児がんフロンティアーズを通じて寄附され、物品寄贈やその他の支援活動費にあてられる。来年以降も記念品の寄贈、訪問活動を継続的に行う。

 高部は「僕自身も弟を大学生の時に急性白血病で亡くした過去があります。ただ今の僕があるのは弟の言葉や、存在の大きさがあります。そして自分と同じような経験をされているご家族、今も闘病中の子供たちに少しでも前を向いてもらえるように自分がその1ピースにでもなれればと思い、今回このような取り組みをさせて頂くことになりました」と報告。

 「球団としてこのような取り組みをいただける事にまずは感謝したいと思います。来年以降も継続的に活動できるようしっかり活躍して、少しでも夢や希望を与えられる存在になっていけるようにこれからも頑張っていきたいと思います。この活動を皆様に知っていただきご理解、ご支援いただけましたら幸いです」と思いを明かした。

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