巨人のエースとして活躍した江川卓氏が１５日、自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネル「江川卓のたかされ」を更新。来年３月に開催されるＷＢＣに、日本代表としての出場を表明したパドレス・ダルビッシュ有投手、エンゼルス・大谷翔平投手、カブス・鈴木誠也外野手のメジャーリーガー３人の起用について自身の考えを述べた。

　冒頭では「（サッカーの）ワールドカップで日本が予選を突破して、日本中が沸き立ったということを考えると、ＷＢＣに大谷選手、ダルビッシュ選手、鈴木選手の３人が出てくれるというのは何よりも盛り上がる。われわれ野球関係者としてはうれしい限り。楽しみでしょうがないですね」と球界ＯＢとして、３選手のＷＢＣ出場決断をたたえた。

　ダルビッシュと、大谷の投手起用については「僕は２人も先発がいいと思っています。ある程度球数制限があるところまでいってもらうのが理想的」とした。

　さらに日本代表は準決勝までは勝ち上がるとした上で、「問題は準決勝にどっちが投げるのか。準決勝で先発をダルビッシュにするのか大谷にするのか。山本由伸もいるし。いいピッチャーがいっぱいいるので栗山さんがどういうふうに先発を考えるのか面白いんですよね」と話した。

　打線については「４番はやっぱり村上さん（ヤクルト）になるでしょうからね、これだけの実績があると」とし、鈴木の起用について意見を述べた。

　「僕の構想では…、僕が決めるわけじゃないんですけどね。１番が大谷さんになるので、（鈴木は）２番とか３番、５番とか。４番が左ですから３、５に入ることも考えられるし。足があるので２番で２人とも盗塁できるっていうところで使うのかもしれない。栗山さんがどう考えるのか興味がありますね」と語った。