巨人1位・浅野 仮契約&背番号〝51〟 水野部長「岡田監督に悔しい思いしていただきたい」

 阪神との競合の末に、巨人からドラフト1位で指名された高松商・浅野翔吾外野手(17)が14日、高松市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1200万円で仮契約を結んだ。交渉後、水野スカウト部長は「阪神戦でホームラン打って、岡田監督に悔しい思いをしていただきたい」と語った。

 球団の“浅野愛”は本物。注目の背番号は「51」に決定した。昨年12月に高松商へ臨時指導に訪れたイチロー氏(49)の代名詞となる番号を浅野自身が熱望。球団がそれに応えると、浅野は「一日でも早くイチローさんに近づけるような良い選手になりたい」と目を輝かせた。

 目標は開幕1軍。来るプロ入りに供えて準備は着々と進む。「可能性を広げた方がいいかなと思う」と本職の外野手だけでなく三塁、遊撃、二塁と複数の内野に挑戦。夏の甲子園が終わった後も、ウエートトレーニングに励み、体重は90キロ到達間近と迫力が増した。※金額は推定

 原監督からはリモートで激励を送られた。将来、巨人の顔となることを渇望される逸材は「巨人の51番と言えば浅野と言ってもらえるように」と力を込めた。

 ◇浅野 翔吾(あさの・しょうご)2004年11月24日生まれ、香川県高松市出身、17歳。170センチ、86キロ、右投げ右打ち。外野手。屋島スポーツ少年団で野球を始め、屋島シーホークス、屋島中では捕手。U-15日本代表としてBFAアジア大会優勝。高松商では1年夏からレギュラー。今夏の甲子園で3本塁打を放ち、U-18W杯代表に選出された。高校通算68本塁打。

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