二松学舎大付・片井 誠也先輩の前で4番弾 センバツ出場へ決勝「絶対に勝ちたい」

 「秋季高校野球東京大会・準決勝、二松学舎大付8-3帝京」(12日、神宮球場)

 準決勝2試合が行われ、4季連続の甲子園出場を目指す二松学舎大付が帝京を下し、2年連続の決勝進出を決めた。4番・片井海斗内野手(1年)が高校通算16号目となるソロ本塁打を含む4打数2安打3打点と大暴れ。東京の頂点を手にし、今夏躍動した甲子園に再び戻ることを誓った。

 偉大な先輩の前で、主砲のバットが火を噴いた。OBで米大リーグ・カブスの鈴木誠也外野手(28)がスタンドから声援を送る中、4-1の四回2死走者なしで4番・片井が高めのカーブを一振りで仕留め、左翼スタンドへソロ弾。「塁に出ようと思った結果が本塁打になった。変化球を狙って一発で打てた。真芯を食って飛んでくれた」と豪快な一発でチームを勢いづけた。

 今夏の甲子園では2回戦の社(兵庫)戦で1年生4番として1983年のPL学園・清原和博、2010年の九州学院・萩原英之以来3人目となる本塁打を放った。甲子園は「スタンドが高くて人が多くて、押される。すごい場所で楽しい場所」とあの興奮を忘れることはない。

 13日の決勝は東海大菅生と東京王者をかけて戦う。勝てば来春センバツ出場の当確ランプが点灯。「センバツに行きたいので次も一戦必勝で絶対に勝ちたい。チャンスで打てるようにやっていきたい」。あと一つ、必ず勝って聖地に舞い戻る。

 ◆片井海斗(かたい・かいと)2006年8月31日生まれ、16歳。埼玉県出身。176センチ、97キロ。右投げ右打ち。内野手。小学1年から朝霞フレンズで野球を始め、朝霞三中では狭山西武ボーイズでプレー。二松学舎大付では1年春の関東大会からベンチ入り。50メートル走6秒6。高校通算16本塁打。

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