ヤクルト・高津臣吾監督 宮本を“主将”に指名「キャンプテンシーゼロ」も姿勢評価「お手本だね」

 打撃練習で汗を流す宮本
 ケースノックを終え、輪になる選手と首脳陣、高津監督(中央手前)
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 「ヤクルト秋季キャンプ」(10日、松山)

 晴天に恵まれ、高津ヤクルトの秋季キャンプ第1クールが終了。中でも指揮官から“キャンプ主将”に任命されていた宮本が、充実の表情で4日間を振り返った。

 繰り返した走塁練習でユニホームは泥だらけ。この日は打撃練習、ロングティーのメニュー消化後も、特打に特守と最後までグラウンドで練習を続けた。宮本は「シーズンでよかったところはしみこませていく意識で、ダメだったところは直していく意識でやっています」と振り返った。

 27歳の最年長で迎えた今キャンプ。高津監督からは初日に主将を任命されたといい、理想には「(山田)哲人さんみたいな感じで、あまり多くは語らないんですけど、陰ですごくアドバイスを送ったりとか、すごいところに目を向けてやっていたので、僕もそういうふうに周りに気づけるような、気づいて声をかけていけたらいいなと思います」と掲げた。

 そんな中で高津監督は、「なんの狙いもないね。キャプテンシーもゼロです。『キャプテンやったことないです』ってその場で言っていました」と笑顔で暴露。

 それでも、「お手本だね、彼は。野球に関する情熱であったり、ワンプレーに対する泥臭さであったりとかは。ちょっとカッコ悪い部分もあるけど、絶対に忘れてはいけない精神というか、心だと思います」と言葉を続け、切磋琢磨(せっさたくま)し合って受ける刺激に、期待を寄せた。

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