「侍ジャパン強化試合、日本８－４巨人」（６日、東京ドーム）

　巨人は前半から打線がつながり、中盤までリードを奪ったが、侍の終盤の猛攻に屈し、逆転負けに終わった。

　両軍無得点の二回、先頭の中田が右前打を放つと、ウォーカーが連打で無死一、二塁と好機を演出した。続く大城は一ゴロだったが、ゴロ処理の間に中田が三塁まで進塁。二塁、一塁と転送され併殺になりかけたが、一塁ベースカバーに入った与座の捕球ミスで中田が一気に本塁へ。先制点を決めた。

　同点の四回には、先頭・丸から連打で無死一、三塁としたところで、打席にはウォーカー。与座のスライダーを左中間席にたたき込み、勝ち越しの３ランとした。

　投げては先発の井上が３回を１安打無失点の快投を見せたが、八回から登板した６番手の京本が１死から牧に四球を与えると、続く村上に２ランを浴び同点。ここでバトンが渡った７番手・堀岡も山田に勝ち越しのソロを許すと、甲斐にも適時打を浴びた。九回には鍬原が塩見にソロ弾、村上にも２打席連続となる一発を浴びて、突き放された。