「秋季高校野球中国大会・準決勝、広陵８－６鳥取城北」（５日、ぶんちゃんしまなみ球場）

　第１試合は接戦の末、広陵が鳥取城北に逆転勝利し、２年連続２６回目となる来春のセンバツ出場に大きく近づいた。

　同点の六回には昨夏からクリーンアップを打つ真鍋慧内野手（２年）、主将の小林隼翔内野手（２年）に続けて守りのミスが出て３失点と突き放された。

　しかし七回に鳥取城北のエース・新庄の制球難に乗じて同点とすると、再び２点を追う形となった八回には１死二、三塁から真鍋が同点二塁打。さらに続く小林の右中間二塁打で勝ち越し、鳥取城北をうっちゃった。

　この中国大会で状態が上がらなかった真鍋は兄・駿さん（広島商－法大）に助言を仰ぎ「バックスイングをコンパクトにしたことで、（同点打は）インコースの真っすぐを、反応で打てました」と振り返った。

　攻守？に大きな存在感を見せた“広陵のボンズ”真鍋を軸に、頂点へ一気に駆け上がる。