日本ハム・ドラ3加藤豪 夢かなった 縁のある球団「いつかプレーしたいと」
日本ハムからドラフト3位で指名された加藤豪将内野手(28)=前メッツ3Aシラキュース=が4日、東京都内で選手契約を締結し、入団会見に臨んだ。契約金、年俸合わせて推定1億円。背番号は「3」。加藤豪はこの日、東京ドームで行われた侍ジャパンとの強化試合に備えた前日練習にNPBの許可を得て異例のスピード合流。7日に始まる沖縄秋季キャンプにも参加することが決まった。
ドラフトから2週間、入団会見から1時間。侍ジャパン戦を翌日に控えた練習。背番号「3」のユニホーム姿の加藤豪がそこにいた。異例中の異例。アップで汗を流し、打撃練習ではシュアな打撃を披露した。
ベースボールと野球を「全然違うスポーツ」と言う。「ドラフトの選手は練習も秋季キャンプも入っちゃダメなんですけど。(野球を)勉強したいので。じゃなかったら、4月に間に合わない」-。
10月20日のドラフトから「猛ペースでここまできた」と言う。26日の自由契約を経て、27日に日本ハム側と交渉。11月2日に来日して、この日契約。NPBの許可を得て、特例で練習に参加した。7日からのキャンプにも合流する。“違うスポーツ”を体得するためだった。
縁のある球団だ。幼い頃から過ごしたサンティエゴでは、なぜか「札幌テレビしか見られなかった」。そのため「ファイターズのファンになった」と明かす。ヒルマン監督にはヤンキースとマーリンズで師事。パドレスではダルビッシュに日本ハムの情報を聞いた。「いつかはファイターズでプレーしたいと思っていた」と明かす。
新庄監督は「セカンドで5番、6番あたりでいってもらえたら強いチームになれる」と期待。加藤豪は「マイナーで学んだメンタル、そして気持ち、あとは自信、そういうところは鍛えられてきている」と自信を見せる。本場で鍛えた実力を日本で発揮する。(金額は推定)



