中村奨がロッテ残留へ 不動の二塁手 国内FA権行使せず 球団への愛着も

 ロッテの中村奨吾内野手(30)が3日、今季取得した国内FA権を行使せず、残留する意思を固めたことが分かった。

 中村奨は4月に国内FA権の資格取得条件を満たした。8年目の今季は、ケガに強く不動の二塁手としてチームトップの138試合に出場。打率・257、12本塁打、68打点の成績で主将も務めた。水面下で、二塁手補強へ調査をしていた球団もあり、取得後は熟考を重ねていたが、球団への愛着もあり、この日までに残留へ大きく気持ちが傾いた。

 吉井監督はフェニックス・リーグ中に「もちろん残ってほしい」と、センターラインを重要視する“吉井野球”に必要不可欠な内野手として、残留要請をしていた。打線でもカギを握る選手なだけに、新指揮官にとっても朗報となった。

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