松尾「1年目から」11人目の大阪桐蔭ドラ1誕生 番長DeNAが単独指名成功

DeNAから1位指名を受け胴上げされる大阪桐蔭・松尾(撮影・石井剣太郎)
西谷監督(右)と取材に応じる松尾
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 「プロ野球ドラフト会議」(20日、都内ホテル)

 DeNAからドラフト1位で単独指名された松尾汐恩捕手(18)=大阪桐蔭=は、同門ドラ1の先輩たちに負けない活躍を誓った。同校では巨人・中田、西武・森らに続き11人目の高卒1位指名選手となったが「まだまだ実力は足りない。しっかり活躍できるように、体ももっと大きくなりたい」と、プロでの決意を口にした。

 理想は打って、走って、守れる捕手。50メートル走は6秒1で高校通算38本塁打、遠投110メートルと走攻守バランスのとれた松尾だが、将来的な目標は「トリプルスリー」と力強く言い切った。「捕手で打てて走れるはあまりいないと思う。挑戦したい」と、スケールを大きい目標に挑戦する。

 西谷浩一監督(53)は「スピードがあり、普通の捕手ではできないような動きができる」と資質の高さに太鼓判を押した。DeNAの捕手1位指名は1988年・谷繁元信(江の川・現石見智翠館)以来。期待は大きい。

 今季はドラフト1位でロッテに入団した捕手の松川が開幕スタメン入りし、1軍で活躍した。松尾も「自分も1年目から出られるように頑張りたい」。神宮大会、センバツ、国体制覇の3冠へ導き、U18W杯でも存在感を発揮した扇の要が、横浜の地で唯一無二の捕手となる。

 ◆松尾 汐恩(まつお・しおん)2004年7月6日生まれ。京都府精華町出身。178センチ、78キロ。右投げ右打ち、捕手。川西小1年から野球を始め、精華中では京田辺ボーイズに所属。大阪桐蔭では遊撃手から捕手に転向した1年秋からベンチ入りし、2年春から4季連続甲子園出場。高校通算38本塁打。U18W杯では銅メダル獲得に貢献した。

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