ロッテ 12年ドラ1松永昂大が現役引退「やり残したことはありません」
ロッテは6日、松永昂大投手、田中靖洋投手の今季限りでの現役引退を発表した。
松永は12年のドラフト1位で入団し、通算359試合に登板。16勝15敗1セーブ、防御率2・91だった。18年には60試合に登板するなど、リリーフ左腕として活躍。昨オフに育成契約となった後、今季7月30日に支配下登録されたが、左肩痛の影響もあり、1軍登板機会はなかった。
松永「最後の2年間、投げることができませんでしたけど今はスッキリとした気持ちです。球団には育成で再契約をしていただき、シーズン中に支配下登録をしていただいたにも関わらず、期待に応えられなかったことを申し訳なく思います。
なんとか復活して世の中の肩痛に悩んでいる選手たちの希望の光になれたらという想いでやってきましたが、こればかりは仕方がありません。先発も中継ぎも抑えもさせていただきましたし、ここまで359試合に投げさせていただきました。本当に楽しい日々でしたし、やり残したことはありません。悔いはありません。
ここまでケアをしていただきサポートをしていただいた皆様には感謝の気持ちしかありません。そしてなによりも応援してくださったファンの皆様、ありがとうございました。もう一度、投げている姿をお見せすることができなかったことに関して申し訳なく思っています。皆様の応援のおかげでこんなにたくさんの試合で投げることができましたし、リハビリも頑張ることができました。本当にありがとうございました」
田中は06年から西武、ロッテで17年間プレー。通算209試合の登板で10勝9敗2セーブ、防御率3・81。今季は15試合の登板に終わった。
田中「最近1、2年、チームに貢献できなかった中、応援してくださったファンの皆様には感謝の気持ちしかありません。西武に入団をしてロッテに拾ってもらった17年間を振り返ると本当に人との出会いに恵まれた野球人生だったなあと思います。監督、コーチ、スタッフ、選手との出会いに恵まれました。
皆様のおかげで本当に幸せな野球人生を送ることができました。最後に丈夫な身体に産んでくれた両親、野球をはじめるキッカケとなった2人の兄、いつもサポートをしてくれた家族にこの場を借りて感謝の気持ちを伝えたいと思います。皆様、本当にお世話になりました」。