ヤクルト・坂口が引退 20年の現役生活に幕 最後の猛牛戦士

 ヤクルトの坂口智隆外野手(38)が今季限りでの現役引退を決断したことが29日、わかった。2003年に神戸国際大付高からドラフト1位で近鉄に入団。オリックス、ヤクルトと3球団で活躍を見せた、最後の近鉄戦士が静かにユニホームを脱ぐ。

 愛され続けた20年間だった。2003年に近鉄に入団すると、プロ野球再編問題で05年からオリックスに移籍。11年にはシーズン175安打を放ち、最多安打の自身初タイトルを獲得した。15年オフには自由契約を申し入れ、16年からは新天地・ヤクルトに入団。「勝ちに貢献できるピースであり続けたい」と、レギュラーを奪った。

 それでも若手選手の台頭も相次ぎ、今季は長く2軍暮らし。ここまで23試合の出場で、打率・268だった。最後の近鉄戦士として、「周りの人がそう言ってくれれば、近鉄の名前は残る。1年でも長くプレーすることがチームへの恩返しになるのかなと思って、勝負の年になるように頑張っていきたい」と泥臭く、駆け抜けてきた。

 今後については未定。プロ20年間で、通算1525安打を放ったファンから愛され、慕われ続けた最後の近鉄選手が大きな決断を下した。

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